カテゴリーアーカイブ: 思想・哲学

チュチェ思想の定義 研究の進展や、読者様からのご指摘を受けてチュチェ思想の理解・認識が深まり、今回改めてチュチェ思想の定義を行う。 世界観 まずは前提となる「世界観」。 朴庸坤(パク・ヨンゴン)著「チュチェ思想の世界観」…

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首領崇拝思想である「金正日思想」 まずは現在「チュチェ思想」として認知されている「金正日の思想」について解説したい。金日成主席が考案した、朝鮮の「民族自決」の重要性などを説く思想・哲学が「チュチェ思想」。金正日は党内権力…

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子は親を選べないのか 業の深い叔母 家庭環境が悪かった人がよく「子は親を選べない」と言う。大体の人は「そうだね」と納得すると思う。しかし本当にそうだろうか。 筆者にはとても業の深い叔母がいた。叔母はとても意地悪で、親族の…

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点と線がつながる 家族主義・儒教思想が「朝鮮」の原体験 今回は筆者がチュチェ思想にのめり込んだきっかけを話したいと思う。 筆者は在日3世で日本人社会で育った。名前は、「差別はなくなった」という両親の判断で生まれたときから…

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チュチェ思想の概要 チュチェ思想は人間中心の哲学である 人間の運命は、神的存在や環境が決めるものではなく人間が決めるものである 自分の運命は、神的存在や各自のおかれた環境が決めるものではなく自分自身が主体となって切り開い…

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封建主義はチュチェ思想の闘争対象 立ちおくれた思想は国を滅ぼす 1958年11月20日に「全国市・郡党委員会の扇動員講習会」でおこなった演説にて金日成首相(当時)は封建王朝・李氏朝鮮(大韓帝国)に対する見解を述べている。…

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親戚から届いた結婚式の招待状 以前あるハーフ(父・日本人、母・在日朝鮮人)の親戚から結婚式の招待状が届いた。 筆者あての宛名・名字が通名(祖父、父が使っていた通名。筆者は生まれた時から民族名のみ)で書かれており、どういう…

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「チュチェ思想」と「金日成・金正日主義」 現在チュチェ思想は二種類ある。 一つは金日成主席の考えから生まれた、人間の発展哲学である「チュチェ(主体)思想」。 もう一つは「チュチェ思想」を変質させ個人独裁に利用した首領絶対…

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人間中心の世界観 在日朝鮮社会科学者・朴庸坤(パクヨンゴン) 先生の著書「チュチェ思想の世界観」(1981)の一部を解説する。 「チュチェ思想とは人間中心の世界観である。それは、物質的生活環境や絶対的精神、神的存在など人…

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民族を愛するとはどういうことなのか わが民族は少なからず民族虚無主義者がいる。その理由は朝鮮民族・朝鮮半島の抑圧された悲惨な歴史があるからだ。それを直視できず目と耳を塞いでしまう。在日同胞の中には当事者だという客観的事実…

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